皆さんこんにちは!
けんずFPです。
先日以下のようなツイートをしました。
これからの社会は貯蓄から投資へシフトチェンジしていきます。
皆さんの中にも「投資ってやっておいたほうがいいのかな・・?」
って漠然とした不安を抱えている方も多いと思います。
しかしあせりは禁物です!
やはり物事には順序があるのです。
まずは自分の現在地を明確にしなければいけません。
それが家計管理!です。
この記事では土台となる、現状把握の重要性について情報提供していきます。
この記事を読むことで、まずはスタートラインに立つことができます。
そこからの具体的な家計管理及び節約のマインド等はまた別の記事で詳しくご紹介していきます。
ぼんやりとした感覚ではなく、自信を持って投資に取り組んでいけるよう、はじめの一歩を踏み出していきましょう!
現状を把握し自分の現在地を知ろう
目的をはっきりさせる
まずは自分の現在地を知ることがもっとも重要です。
あなたは毎月もらう給料をいったい何にどれくらい使っているか、もしくはどれくらい手元に残っているか把握できているでしょうか・・?
私の過去を振り返ってみると、まさにどんぶり勘定(;’∀’)
いったいお金がどこに消えていっているのかまったく分からない状況でした。
そんな事では積み立て投資なんてもってのほか!
やはりまずは家計の現状把握が重要なんです。
家計管理と聞いて、パッと頭に浮かぶことと言えば
家計簿をつける!
こう思いつくのではないでしょうか?
もちろんこれも重要です。
しかしここで気を付けておかないといけないことがあります。
それは家計簿をつけること自体が目的となってはいけないということ。
家計簿をつけて満足
こうならないようにしないといけません。
まずは目的をはっきりさせること!
ここで言う目的とは「現状を把握する」ことです。
なので何も堅苦しく身構える必要はありません。
家計簿はある程度つけるにこしたことはありませんが、何もきっちり抜けがないように必死になる必要はありません。
何度も言いますが、大事なことは「何にお金を使っているか」「いくら手元に残っているか」これを把握することです。
当たり前のようなことですが、意外とこれが把握できていないことが多いのです。
支出の洗い出し
まずは「何にいくら使っているのか?」
これを明確にしましょう。
まずは1ヶ月間と期限決めて、支出を洗い出してみましょう。
私の場合は先ほども言っていたように、なんせどんぶり勘定でしたから、1ヶ月間の支出なんて考えもしていませんでした。
しかし、「現状把握することが目的」と自分に言い聞かせ、支出の洗い出しに取り組みました。
結論から言うと、「支出を洗い出して、現状を把握する」という作業はとても興味深く、楽しい作業でした。
「何にいくら使っているか?」
あらためて洗い出してみることで、日々何気なく流れていっている日常を少し立ち止まって考えることができます。
これは私にとって非常に意味のあることでした。
さて私の経験談はさておき、実際にやるべきステップを見ていきましょう。
まずは「固定費」
これは以下のような支出です。
- 家賃(ローン返済)
- 通信費
- 教育費
- 保険料
- 車関連費
「固定費とは」毎月ある程度決まった額が指定の銀行口座等から引き落とされる費用のことです。
一つひとつ金額を当てはめていきましょう。
実際にかかっている金額を当てはめていくと・・
固定費ってけっこうかかってる・・(;’∀’)
って思うはずです。
さぁ固定費が洗い出せたら、次は「変動費」です。
固定費と同じように一つひとつ金額を出していきましょう。
変動費とは以下のような支出です。
- 食費
- 交際費
- 日用品費
- 電気代
- ガス代
- 水道代
変動費とは、毎月使う金額が一定ではなく変動する費用のことです。
何度も言いますが、ここで一番重要なことは「現状を把握する」ということです。
なので、
無駄な支出が多すぎる・・とか
こんなことにけっこう大金使っちゃってる・・とか
何も悲観的になる必要はありません。
目的を思い出しましょう。
そうです。現状把握です。
ここからすべてがスタートしていきます。
収入の確認
ある程度支出が確認できたら、次は収入の確認をしていきましょう。
これは簡単ですね!
毎月の給料がだいたいいくら入っているのか確認しましょう。
ここで言う給料とは社会保険料等を引かれた手取り収入のことです。
共働き家庭の方は、二人の手取り収入を合算して世帯の手取り収入を計算しましょう。
以外と毎月どれくらいの額が実際に使えるお金なのか把握していないケースも多いのです。
特に共働きの場合、お互いの正確な収入を知らないとかいくこともざらにあるようです。
私も家計管理に目覚めるまでは、妻がいくらぐらい収入があるのか、ぼんやりとしか分かっていませんでした。
私の場合で言うと、私自身の収入は平均ぐらいかそれ以下です(;’∀’)
しかし、妻も正社員として働いているので、二人合わせるとそれなりの額になります。
一人での戦いはきついが、二人合わさればそれなりに戦える!
やはり協力することが大事ですね。
収支の確認
さて、1ヶ月の支出と収入の確認ができたところで、次は収支の確認に入っていきましょう。
これも簡単です。
これをすれば良いのです。
さぁここまできたら、いくら残っているのか数字として出てきます。
えっ!けっこう残金がある!
とか
やば!収支とんとんじゃん!
とか、反応は様々でしょう。
でも大丈夫。
ここでやっとスタートラインに立てたのです。
ここからどうやって家計を改善していくか考えていくのです。
家庭を持っておられる方であれば、夫婦間で家計の収支を共有することを強くおすすめします。
収支把握の習慣を持つ
1ヶ月間の収支がある程度分かっただけでも、少し気持ちがスッキリしたのではないでしょうか?
私の場合、収支がまったく分かっていなかった時は、何か心の中でモヤっとしたものを感じていました。
いったいそのモヤっとした感情はどこからくるのか、考えもしていませんでしたが・・
しかし、素人ながらに収支を把握したところ、少しモヤっとした感情が晴れたような気がしたのです。
そして、そこから何ヶ月か収支把握を行ったところ、だんだんとマインドが変わっていくのが分かりました。
「やっぱりここはちょっと使いすぎだな?」
とか
「ここを抑えればもう少し余裕が生まれるんじゃないか?」
とか色々考えを巡らせるようになりました。
ここまでくれば、もう改善したくて改善したくてたまらない感情になっていました。
今まで浪費ばかりしていた頃とはまるで別人ですね(;’∀’)
私は何も難しいことは行っていません。
ただ、毎月の収入を確認する。そして支出を洗い出していく。
この時点ではまだ無駄をはぶくとか、何かを削減するとかはやっていません。
ただ把握する。
これを、2ヶ月~3ヶ月継続しました。
そうすることでだいたい家庭のお金の流れがある程度分かってきます。
まとめ
さて今回お伝えした内容は、家計管理における本当の意味での第一歩目です。
このマインドを持つことで、スタートラインに立つことができます。
何も珍しいことは紹介していません。
誰でも出来るとても簡単なことです。
しかし、日々家庭や仕事に追われていて、ゆっくりと家計のことについて考える機会がないのも現状です。
これを機会に実際に考えてみることを強くおススメします。
そして家庭を持っている方であればパートナーと実際の収支について共有してみましょう。
お互いにある程度共通認識を持ち、同じ方向を向くことは非常に重要です。
さて少しおさらいしておきましょう。
家計管理のスタートラインに立つステップは以下の通りです。
【目的】
家計の現状を把握する
支出の洗い出し
1ヶ月間で何にいくら使っているのか、すべて書き出してみましょう。
「固定費」「変動費」に分けると考えやすいですね。
収入の確認
いったい月々いくらの収入があるのか、はっきりさせましょう。
共働きの方は合算して家計の収入として出してくださいね。
収支の確認
支出、収入が出せたら【収入-支出】をしましょう。
これで実際に手元にいくら残っているのか明確になります。
習慣をつける
あとは2~3ヶ月間、同じように収支の把握をしてください。
ここまでくれば、改善すべき点が見えてくるはず!
落ち着いた気持ちで、自信を持って長期投資に取り組んでいけるよう、まずは家計管理のスタートラインに立ちましょう!
大丈夫です。何も難しいことはありません。
ただこれまでの考え方を変えるのです!
考え方が変わると行動が変わります。
数ヶ月後にはあなたの家計も驚くほどスッキリしていることでしょう。
一緒に頑張っていきましょう!!